開発現場使用されるマルチスレッドについて解説します。
目次
スレッドの概要
マルチスレッドについて解説する前に、
スレッドについて理解してもらいたいと思います。
スレッドの概要は以下です。
- 一本の処理の流れ
- イメージは「糸」
- 一つのスレッドで実行する場合は、「シングルスレッド」
- 並列処理する場合は、「マルチスレッド」
プロセスとの違い
スレッドと類義語としてプロセスがあります。
プロセスは、複数のスレッドからなるスレッドの束のイメージです。
要するに、スレッドはプロセス内で並行処理を実現するものです。
マルチスレッドとは
スレッドのイメージがついたところで、
マルチスレッドについて解説します。
マルチスレッドとは、言葉通り複数のスレッドを実行させるプログラムのことです。
プログラム内でクローンを生成するイメージです。
クローンを生成し、同じ処理を同時に実行します。
同じ処理を同時に実行することで、プログラムのパフォーマンスが向上します。
これが、マルチスレッドのメリットです。
マルチスレッドの注意点
マルチスレッドには、処理速度を向上させるメリットがある一方で、注意すべきことがあります。
それは、排他制御です。
具体的には、スレッド内でグローバル変数を使用してしまうと、
意図しない値に書き換わってしまいます。
まとめ
マルチスレッドは、処理速度を向上させるのに役立ちます。
一方で、プログラムが複雑になるため、マルチスレッドを実装する際は注意が必要です。
というわけで、マルチスレッドについて理解できましたか?
一つでも知識を増やして、楽しんで開発していきましょう。