こんにちは、ぽころーです。
今回はDAppsについて紹介します。
DAppsとは
ブロックチェーンの仕組みを利用した分散型アプリケーションをDApps(decentra)といいます。
ブロックチェーンの仕組みとは、中央管理者が存在せず、ユーザーによって分散的に管理される仕組みです。
仮想通貨もDAppsのひとつです。
DApps の定義
DAppsには、厳密な定義は存在せず、あいまいです。
ですが、DAppsは、以下の4つの特徴があります。
- オープンソースであること
- 中央管理者が存在せず、分散管理されていること
- トークンを利用していること
- ユーザー主導で改善できること
DApps のメリット
DAppsのメリットについて、既存のアプリケーションとの違いを踏まえて紹介します。
DAppsのメリット①透明性が高い
過去の取引データを誰でも閲覧可能です。
不正な取引がないか、ユーザーが監視することも可能です。
全ての取引がブロックチェーンに刻まれ、改ざんはすることは不可能に近いです。
DAppsのメリット②セキュリティ性が高い
DAppsは、サーバー攻撃にも強く、個人情報などが漏えいするリスクが低いです。
なぜ、サーバー攻撃にも強いかというと、サーバーが分散されているからです。
分散されていると、一部のサーバーが攻撃された場合でも、システムダウンすることが低いです。
DApps のデメリット
DAppsのデメリット①処理に時間がかかる
情報量によって処理に時間がかかります。
では、どれくらい処理が遅いのでしょうか。
クレジットカードとDAppsのひとつである仮想通貨の
決済時間を比較するとDAppsの処理時間の遅さがよくわかります。
クレジットカード(VISA)は、1秒あたり1700件の処理が実行されています。
一方で、ビットコインは、5~10件といわれています。
DAppsのデメリット②手数料がかかる
ブロックチェーン上でなにか処理を実行すると、
使用手数料みたいなものがかかります。これをガス代といいます。
ガス代の問題は大きく、イーサリアムの場合、
このガス代を安くしようとする動きが着々と進んでいます。
DApps の活用例
続いて、DAppsのデメリットについて紹介します。
DAppsの活用例①ゲーム
DAppsのゲームとして代表的なのは、2017年にリリースされた「Cryptokitties」です。
猫を育成し、ユーザー同士で猫を売買するゲームです。
イーサリアムのブロックチェーンを利用しています。
DAppsの活用例②分散型取引所
分散型取引所として有名なものとして、「Uniswap(ユニスワップ)」があります。
アプリケーション内で使用できる「UNI」というトークンを発行しています。
Uniswapもイーサリアムのブロックチェーンを利用しています。
まとめ
DAppsは今後の進展が期待できるアプリケーションのひとつです。
処理速度やガス代の問題も改善が進んでおり、
ますます成長が見込める分野であることは間違いないです。
この成長に乗り遅れないよう情報をキャッチアップしていきましょう!